自衛隊の事実/預金通帳で見る自衛隊の給与（俸給）

預金通帳で見る自衛隊の給与（俸給）

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最初に

最新の通帳での結果ですが、その通りにもらえるとは限りません。

こちらの記事は、４年目継続中の陸士長での俸給となっております。平成４年入隊ですので、当時とはかなり異なる条件となっています。

その他、衣食住自体が全て無料ですので、実際の俸給よりは多く使うことができます。

以下の物は営内であればすべて無料です。

• ３食の食事
• 電気
• 温熱（ガスはないと思って下さい）
• 水道
• 住居（共同）
• お風呂
• 服装（業務で必要なものと、下着のみ）雨具も無料ですが、機能性は悪いです。
• 交通費（以下説明あり）
• 共同洗濯機
• 共同で使用する物干しの場所、ただし、乾燥室を別途設置している所もあり
• 共同で使用するアイロン、及び、アイロン台、ただしのりは有料
• 必要な免許の取得（以下説明あり）
• 最低減の医療　風邪や軽いけがの処置、痛みどめの注射程度の医療はきちんとした医師から無料で診察を受けられます。ただし、隊内ではヤブ医者と呼ばれています。*1
• 業務で必要なパソコン *2
• 空調（暖房のみ、一部は冷房対応）

以下の物はすべて有料です。

• 水道以外の飲料水、ただし、食堂で出されるお茶は無料です。
• たばこ
• お酒
• 駐屯地・基地内にある有料の食堂や酒場を利用した時の料金
• 床屋代
• 業務で必要な靴を磨くときに必要なセット
• 物干し
• 洗剤
• 風呂の体を洗う道具、シャンプー等
• ひげそり
• 手抜きでミシン屋さんに裁縫依頼をした場合
• 外出が必要な医療費
• 営内で運動を行なったり、普段の服を軽装にするために使用するジャージ等
• 営内で行動するための私服の靴、サンダル（隊舎内でのみサンダル使用可）
• 雨具（ゴアテックスが奨励されます）
• ノーアイロンの衣服（とはいえ、軽くアイロンは必要なようです）
• 傘（営内では傘は使用できません。外出時のみ使用可）

支給される交通費について

• いかなることでも私用の交通費は無料になりません。
• 入隊時における、自衛隊地方連絡部までの交通費は無料になりません。
• 地方連絡部から部隊までは、おそらく隊用車、及びバスで輸送されます。
• 部隊から部隊への公共交通機関を利用した移動の時は、切符が渡されるか、一緒に行動することとなり切符すら渡されません。
• その他、部隊内で合同で移動する場合は、車両で移動することがほとんどで、もしくは公共交通機関を利用します。

車両で移動する時は、トラックの荷台に座りますが、振動で
かなりお尻が痛くなり、かつ冬はかなり寒くなります。敷布団等を
数枚一緒に持っていくのが通例です。

• 退職時の交通費はいただけません。相当な理由がない限り（警察に逮捕されたとか）何らかの理由をつけて、陸士であっても退職金が出るような依願退職にするように手続きをしてくれます。その為、少なくとも５万円はいただけます。

免許について

• 免許取得費用そのものは支給されません。
• 実際には、免許取得までの間に必要な事項を自ら勉強することとなります。（調理師免許も同等です）
• ただし、調理師免許は、自衛隊内であればわずか３ヶ月の調理経験で取得できます。
• 運転免許の場合、一般的な取得費用よりかなり安く（３万円代近く）取得することができます。この３万円の内訳は、自教習所の整備費用、免許センターとの接待費用、及び、実際の免許取得費用となります。
• 運転免許の教習官は自衛官です。その為、給料相当を支払う必要がありません。
• 運転免許を取得する際、通常部隊内での簡単な視覚検査があります。（口頭ですら実際はありません）部隊内での行動を優秀にすることで、取得できる免許となります。どうしても急ぎで免許が欲しい方は、娑婆で通常通りに免許を取得できます。

今回の給与公開の前提

かなり覚えのない部分がありますが、確実に控除されているのは、以下の部分です。

• 定額貯金 0円（除隊前に解約）
• 共済組合の組合費（年金も含む）
• 所得税
• 市町村住民税
• 強制保険２社（0円×口×2社）（自衛隊に入隊すると、強制的に入らされる自賠責的な医療保険です）
• 任意保険１社（約円）（貯蓄保険に加入していないため、低額です）

平成3年3月日

ほとんどを使い切ってしまううちとして、珍しく差引残高が残っています。

これは、春のボーナスをもらったばかりの後の残高となっているためです。

キュウヨ 8,0となっていますが、実際には比較的高金利な（年利5%な）定額貯金を月0円ずつしていたためです。

これとは別に、定期預金というのがありましたが、年利%と非常に高いものではありました。

それ以外に、２社の強制保険、１社の任意保険でもひかれており、共済組合や税金でもひかれた額となっています。

しかし、少しばかり給与の数字が異なるのは、理由が記憶にありません；；

平成7年6月日

このとおり、夏のボーナスです。税引きだけされています。

平成7年月日

このとおり、冬のボーナスです。税引きだけされています。

税引き後の手取りで４０万円超えは２回目です。

その後の給与は、確かに年末調整が入っているのもありますが、退職前ということもあり定額貯金を解約しているため、純増しています。

平成8年1月日

そして、6万円は、本当の退職金となっています。

ちなみに、通常がないので何ともいえませんが、このちょうど２年前にも、１回目の退職金、約万円を頂いています。

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*1 医科大学等を卒業した自衛官が医療免許を取得して行っています
*2 Winny等で情報漏れ防止に支給されています。うちが現役の頃は支給されていません。多くが自腹でした。